『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』 (2014)
マクファーレン流、お下劣西部劇コメディを堪能せよ! バカバカしくも、その実、真っ当な青春モノで、なおかつジャンル映画への愛を感じる良コメディではあった。...
View Article『ニンフォマニアック Vol.1』 (2013)
問題児が投げかける色情狂時代、前編! 生命の根源でありながら(あるがゆえに)、タブー視される性描写。そこに果敢に挑んだセンセーショナルな一作の登場である。...
View Article『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』 (2014)
皆大好き、熱き“消耗品”アクション第3弾! 3作目にしてテンション落ちず。物好きなファンを間違いなく満足させるテッパンの快作であった。 本作は、我らがスタローンが盛りを過ぎた古今東西のスターをかき集め、チーム・アクションとして世に放ち、支持をうけた『エクスペンダブルズ』シリーズ第3弾。もうファンにとっては、2年に1度の馴染のお祭りだ。...
View Article『イコライザー』 (2014)
弱きを助け強きを挫く、頼りになるDIYヒーロー登場す! 何かと理不尽な世に、神も仏もないものかと天に嘆きたくなる昨今。そんな憂さをささやかに晴らしてくれる快作ではあった。...
View Article『許されざる者』 (1992)
命題を突きつける深遠なる西部劇神話! 今や作品を発表する度にアカデミー賞に絡み、ハリウッドの尊敬を一身に集めているクリント・イーストウッド御大。 しかしながら、そうした正しい評価を受けるようになったのは、キャリアも後半も後半。スピルバーグ同様、ヒットメイカーとしてのやっかみから監督業も注目されず、アカデミー賞会員も冷たい態度をとり続けていた。...
View Article『サボタージュ』 (2014)
シュワちゃんの新境地を垣間見るミステリー・アクション! ほどよく凝ったプロットに引き込まれ、なおかつアクションも堪能できる秀作であった。...
View Article『ニンフォマニアック Vol.2』 (2013)
問題児があざ笑う色情狂時代、後編! 性をテーマに哲学的挑発をしながら、結局のところ苦笑を禁じえない喜劇であった。 本作は、好き嫌いが分かれるも、嫌いな人もつい観に出かけてしまうお騒がせ監督ラース・フォン・トリアーが放つ問題作。4時間の長尺を誇る大作を分割公開した後編だ。...
View Article『下妻物語』 (2004)
ポップでとがった、真っ向青春活劇! 映像文化の発展により、CMやPVという新たな表現分野が切り開かれて、幾星霜。当ジャンルで才能を発揮したクリエイターたちが、劇映画に乗り出すケースが日米共に通例となっている。...
View Article『6才のボクが、大人になるまで。』 (2014)
前代未聞の体感人生ドラマ! いやはや、眼の肥えたファンをも唸らせる驚愕の一本であった。 本作は、実際の年月経過に劇中時間をシンクロさせ、同じ役者が演じるカップルの軌跡を9年スパンで綴る『ビフォア』シリーズ(95~13)のリチャード・リンクレイター監督作。今回はなんと12年に渡り、6才の少年を含む家族の物語を同じ役者で撮りためてまとめた画期的な一本である。...
View Article『日々ロック』 (2014)
爆走せし、ロック魂ムービー! なにがなんだか分からないうちに、思わず心が熱くなる痛快作であった。 本作は、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の同名漫画の映画化。『SR サイタマノラッパー』(09)で注目を浴びて以来、破竹の勢いをみせる入江悠監督作だ。原作は未読。ただ内容をみると、パッとしないダメ男のロック魂を描いた題材は監督にピッタリ。...
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